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第5章   AutoCADの[DataLink]を使ってExcelとリンクする方法 

 AutoCADのデータリンクマネージャーを使えば、Excelと双方向でリンクする表オブジェクトを作成できます。 
 データリンクの開始  

(1)AutoCADとリンクするExcelファイルは以下の図です。(範囲名は<台帳>)

 

(2)AutoCADの[注釈]→[表]→[データをリンク]を選びます。
 
 

(3)[データリンクマネージャ]から[新しい Excel データリンクを作成]を選びます。

 

(4)[データリンク名を入力]ダイアログから[土地台帳]と入力し、
 [OK]ボタンを押します。

 

(5)[Excelデータリンク]ダイアログが表示されます。
 Excelファイルを選択し、シートと範囲名を指定します。
 [プレビュー]画面で確認できます。

 

(6)下図のように表示されます。[OK]ボタンを押します。
 これで、AutoCADとExcelのリンクが設定できました。

 

(7)リンクしたExcelをAutoCADの表オブジェクトとして作成するには、
 AutoCADの[表]コマンドを使用します。

 
 表を作成  

(1)AutoCADの[注釈]→[表]→[表]を選びます。

 

(2)[表を挿入]ダイアログが開きます。
 [挿入オプション]から[データリンクから開始]を選び、[土地台帳]を選択します。
 
 

(3)挿入点を指定: 適当な位置でクリックします。

 

(4)表オブジェクトが配置されました。

 

 
 Excel AutoCAD

(1)Excelのデータが変更されたときは、AutoCADの表オブジェクトも自動的に変更されます。
 下図のように、Excelの一部を変更し保存します。

 

(2)[ステータスバー]の[データリンクは変更されました]のメッセージが表示されるので、
 3行目の青い文字を指示すると、自動的に表は変更されます。

  

(3)もし上記の表示が出ないときは、[ステータスバー]の[リンク]ボタンの右クリックから
 [すべてのデータリンクを更新]を選びます。

  

 AutoCAD Excel

(1)AutoCADでの変更をExcelの表を自動的に変更することもできます。
 AutoCADのデータリンクされた表を編集するには、セルのロック解除が必要です。

 

(2)変更したいセル(B2)を選択して、右ボタンのショートカットから[ロック解除]を選びます。

 

(3)[B2]のセルの内容を<AAAAAAA>に変更します。

 

(4)セル(B2)を選択して、右ボタンのショートカットから[内容をロック]を選びます。

 

(5)外部のExcelへ変更を反映さすには、[アップロード]が必要です。
 表オブジェクト上で右ボタンのショートカットから、
 [更新内容をソースファイルにアップロード]を選びます。

 

(6)Excelのデータも変更されています。